【宮下公園】「ドラえもん みらいのとびら」&「渋谷の方位磁針|ハチの宇宙」

【宮下公園】「ドラえもん みらいのとびら」&「渋谷の方位磁針|ハチの宇宙」 渋谷区

 2025年8月19日、タワーレコード渋谷店でCDを買った後、店舗の東側の宮下公園へ向かった。「渋谷には何度も来たことあるけれど、こちら側を歩いたことはなかったな……」と思いながら高架橋の下を抜け、「宮下公園」交差点に出たが、公園がない……!?

 僕は「公園とは、広い土地に木や花が植えられていて、ベンチや遊具のある場所だ」と思い込んでいたため、下を通り過ぎた建物上に宮下公園があると気づかなかった。というわけで、「美竹公園前」交差点まで歩いた僕は、来た道を引き返して、無事に宮下公園を発見。十年以上東京に住んでいるのに、恥ずかしい(笑)

 階段を上って北を見ると、スタバがあり、その奥の芝生ひろばではイベントが開催されるようで、人が並んでいた。南を見ると、オグラ眼鏡店のキャラクター、仔犬のアンファンが視界に飛び込んでくる。

 南の左手側に見える茶色い物体が、2021年12月に一般公開されたドラえもん50周年記念モニュメント「ドラえもん みらいのとびら」。モニュメントの横には次のように書かれている。

このとびらは、わたしたちのみらいにつながる/夢いっぱいの入り口です。/できたらいいな、かなうといいな。/さあいっしょに、このとびらをのぞいて/ワクワクするみらいをみつけてみませんか。

 僕は「この扉を通り抜け、柵を乗り越え、渋谷の街に飛び立ったら、ワクワクする天国に行けるかもしれない」と不謹慎なことを考えながら、ドラえもんの笑顔を眺めた。本当に天国にいらっしゃる藤子・F・不二雄先生先生に怒られそうだ(笑)

 一人の男性が、「ドラえもん みらいのとびら」を一眼レフカメラでパシャパシャ撮影していた。彼はライターなのかもしれない。暑い中、観光スポットの写真を撮り歩いて、報酬はいくらなのか? 苦労の割に儲からないのではないか?

 ライターとして開店休業状態の僕は、僻みっぽくなっていることもあり、他人様の事情を勝手に想像してニヤニヤした(笑)

 広くない公園をぐるりと回り、最後に鈴木康広氏のパブリックアート「渋谷の方位磁針|ハチの宇宙」を見た。このアート作品は、宮下公園がMIYASHITA PARK(ミヤシタパーク)として生まれ変わった2020年夏に設置されたもの。

 渋谷といえば、渋谷駅前広場の忠犬ハチ公像。そのハチ公が宮下公園で空を見上げている。鈴木氏の公式サイトによると、「今やハチは世界中の人々に語り継がれる果てしない『宇宙』のような存在」という。

 若い男性2人がハチ公に近づいたが、「触っちゃダメなんだってよ」と言って去って行った。アート作品をベタベタ触らないのはマナーだとしても、それだけでなく、彼らは「果てしない『宇宙』のような存在」に畏怖の念を抱いたのかもしれない。

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